新型コロナウイルスを正しく恐れ、宝塚記念を正しく予想するために…

 新型コロナウイルスに感染しない感染させない基本的生活様式として、毎朝の体重及び体温の測定を心がけている。ちなみに、新型コロナ太りがなかなか解消されない6月22日(月曜日)ボウリングの日の朝は、体温35.4度、体重73.55キロ。あと2キロ、体重を絞りたいところ。

新型コロナ太り

 体重と言えば、6月28日(日曜日)に行われる宝塚記念の歴代優勝馬の馬体重を確認しておきたい。最高馬体重の優勝記録を持っているのは、2011年の宝塚記念を534キロで優勝したアーネストリー。最軽量の優勝は、424キロで優勝した2009年のドリームジャーニー。

 アーネストリーから見て100キロも軽いドリームジャーニー。逆にドリームジャーニーから見ると、100キロも重いアーネストリーが優勝しているわけだが、2020年の宝塚記念登録馬の前走馬体重から見て、最軽量記録が更新されることはなさそうだ。

 しかしながら、最高馬体重記録については、大阪杯に542キロで出走したブラストワンピースが馬体重を大きく減らすことなく出走したり、520キロで優勝したラッキーライラックが大幅な馬体増でG1連勝を飾った場合は、最高馬体重記録は更新されることになる。

 新型コロナウイルスを正しく恐れ、検温と体重測定という新しい生活様式を採り入れて迎える6月28日(日曜日)。定点観測の対象は、SARSが流行した2003年、新型インフルエンザが流行した2009年、MERSが流行した2012年の宝塚記念である。

 2002年11月のSARSの発症確認後となる翌2003年の宝塚記念に優勝したのは、天皇賞・春を7番人気で優勝した2002年の菊花賞馬ヒシミラクルである。中距離適性が疑問視され、宝塚記念では6番人気と伏兵の一角扱いとなったが、ツルマルボーイの追撃を交わして、G1連勝を飾っている。

コウモリ

2003年 SARS流行 第44回宝塚記念

4枠07サンライズジェガー  8着 天皇賞・春2着 

5枠09ツルマルボーイ   ★2着 天皇賞・春4着 

5枠10ヒシミラクル    ★1着 天皇賞・春1着

6枠11ファストタテヤマ   9着 天皇賞・春6着 

7枠13ダンツフレーム    7着 天皇賞・春5着 

8枠17ダイタクバートラム  6着 天皇賞・春3着 

 新型インフルエンザが大流行した2009年の宝塚記念は、マイネルキッツ、アルナスライン、ドリームジャーニーの天皇賞・春上位組と、サクラメガワンダーを大将格とする金鯱賞組、ディープスカイ、カンパニーの安田記念組の対決となった。最後の直線で突き抜けた天皇賞・春3着のドリームジャーニーが、最軽量記録を更新した。

2009年 新型インフルエンザ流行 第50回宝塚記念

1枠01マイネルキッツ    7着 天皇賞・春1着 

5枠07アルナスライン    6着 天皇賞・春2着

6枠09ドリームジャーニー ★1着 天皇賞・春3着 

6枠10スクリーンヒーロー  5着 天皇賞・春14着 

7枠12モンテクリスエス   9着 天皇賞・春12着

8枠13コスモバルク     13着 天皇賞・春16着 

 MERSが流行した2012年の宝塚記念は、1番人気に支持された天皇賞・春でまさかの11着に沈んだオルフェーヴルの貫禄勝ち。SARS、新型インフルエンザ、MERSと、それぞれのパンデミックイヤーの宝塚記念優勝馬には、天皇賞・春組という共通点がある。

ラクダ

2012年 MERS流行 第53回宝塚記念

1枠01ウインバリアシオン  4着 天皇賞・春3着 

6枠11オルフェーヴル   ★1着 天皇賞・春11着

7枠13モンテクリスエス   13着 天皇賞・春17着

 新型コロナウイルスが大流行している2020年の宝塚記念にエントリーした天皇賞・春組は下記の通り。左回りの東京コースでの2度の敗戦を以外は、強い競馬をしているサートゥルナーリア。外国人騎手に乗り替わってから、G1レースに2勝しているラッキーライラック。この2頭相手に勝ち負けできるのか?

<宝塚記念にエントリーした春の天皇賞組>

2020年5月3日 第161回天皇賞・春

1枠01モズベッロ      7着 5人気

3枠03トーセンカンビーナ  5着 7人気

3枠04ダンビュライト    9着 8人気

4枠06スティッフェリオ  ★2着 11人気

5枠08キセキ        6着 3人気

7枠11メイショウテンゲン  8着 10人気

 期待よりも不安が大きいが、掲示板(5着以内)を外した次のレースでは連対を確保してきたモズベッロ。2017年の菊花賞から勝ち星から見放されているものの、2019年の宝塚記念では1番人気を背負って2着しているキセキ。この2頭については、評価が低ければ勿怪の幸い、穴馬として狙ってみたい馬だ。

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fractaN

 20歳時の体重は48.6キロ。あれから38年、まるで別人のようにデラックス化。BMI27ポイント台の立派な肥満から脱出するため、発酵食品を積極的に摂取し、口内環境、腸内環境をコントロール。1日2回のストレッチと、五十の手習いで始めたゴルフで健康増進を図っている。