サラブレッドの毛色は、8種類に分類されている。一大勢力を誇る鹿毛は、競走馬の半分を占め、黒鹿毛、青鹿毛を含めた鹿毛系と捉えると70%弱となる。第二勢力は25%の栗毛で、7%の芦毛はマイノリティーとなっている。
クイーンSの連覇は、鹿毛のオースミハルカと栗毛のアイムユアーズが達成しているが、アイムユアーズの1度目の優勝となった2012年の第60回から「クイーンSに出走した芦毛」を定点観測してみた。
<芦毛が出走したクイーンS>
2012年 第60回クイーンS
注)芦毛の出走なし
2013年 第61回クイーンS
注)芦毛の出走なし
2014年 第62回クイーンS
2枠02キャトルフィーユ ★1着
3枠03アイスフォーリス 4着 芦毛
4枠06スマートレイアー ☆3着 芦毛
5枠08アロマティコ ★2着
2015年 第63回クイーンS
注)芦毛の出走なし
2016年 第64回クイーンS
注)芦毛の出走なし
2017年 第65回クイーンS
4枠04クインズミラーグロ ☆3着
5枠06マキシマムドパリ 7着 芦毛
2018年 第66回クイーンS
5枠05フロンテアクイーン ★2着
6枠07ティーエスクライ 11着 芦毛
7枠09ディアドラ ★1着
2019年 第67回クイーンS
4枠06スカーレットカラー ★2着
5枠08フィニフティ 10着 芦毛
6枠10ウインファビラス 11着 芦毛
7枠11エイシンティンクル 5着 芦毛
8枠13ミッキーチャーム ★1着
第60回以降、芦毛は延べ7頭が出走しているが、馬券に絡んだのは、キャトルフィーユの3着となったスマートレイアーだけである。芦毛の隣枠は、1着3回、2着3回、3着1回という成績を残している。
芦毛の隣枠で馬券対象にならなかったのは、芦毛3頭が5枠、6枠、7枠に並んだ第67回の5枠と7枠だけである。定点観測から、「クイーンSに出走する芦毛の隣枠は馬券になる」という結論を導き出すことができる。
フルゲート14頭のクイーンS最終登録は18頭。ただ1頭の芦毛レッドフィオナは、残念ながら除外対象馬となっている。芦毛の出走しないクイーンSとは距離置く(馬券購入は見送り)しかないが、2021年以降、芦毛が出走してきた際には、定点観測から導き出された結論を馬券戦術に役立てたい。
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