秋華賞のデアリングタクトに続いて、無敗の3冠馬が誕生するのかで注目を集める菊花賞。水を差すような見解になるが、多くの競馬ファンは、コントレイルの3冠達成を信じて疑うことなく、菊花賞の予想をしているのではないだろうか。
筆者が注目しているのは、コントレイルが3冠達成後に出走するレースである。史上初の無敗の3冠馬となったシンボリルドルフ、史上2頭目の無敗の3冠馬となったコントレイルの父ディープインパクトは、ともに3冠達成した直後のレースで土が付いている。
コントレイルが菊花賞で3冠を達成することより、無敗の3冠馬にとって鬼門となっている古馬との初対戦となるジャパンC、或いは有馬記念、ひょっとしたら来春の大阪杯の方がはるかに関心がある。
先々のお楽しみにとっておくとして、まずはシンボリルドルフ、ディープインパクトが無敗の3冠を達成した1984年と2005年の菊花賞の2着馬、3着馬について、定点観測してみたい。
<無敗の3冠馬が誕生した菊花賞、3つ隣の馬番の秘密とは…>
1984年11月11日 第45回菊花賞
3枠05シンボリルドルフ ★1着 史上初の無敗の3冠馬
4枠06
4枠07
5枠08ゴールドウェイ ★2着 数えて3つ隣の馬番
2005年10月23日 第66回菊花賞
2枠04ローゼンクロイツ ☆3着 数えて3つ隣の馬番
3枠05
3枠06
4枠07ディープインパクト ★1着 史上2頭目の無敗の3冠馬
2020年10月25日 第81回菊花賞
8枠18ビターエンダー ?着 数えて3つ隣の馬番
1枠01
1枠02
2枠03コントレイル ?着 史上3頭目の無敗の3冠馬?
2枠04
3枠05
3枠06ヴェルトライゼンデ ?着 数えて3つ隣の馬番
シンボリルドルフの無敗の3冠達成を2着で見届けたゴールドウェイ、ディープインパクトの無敗の3冠達成を3着で見守ったローゼンクロイツには、無敗の3冠馬から数えて3つ隣の馬番という共通点があった。
コントレイルの3つ隣の馬番を引き当てたのは、コントレイルと4度対戦して2着が2回あるヴェルトライゼンデと、コントレイルと競馬をした3戦(皐月賞、日本ダービー、神戸新聞杯)全てふた桁着順に沈んでいるビターエンダー。
もうひとつ、史上3頭目の無敗の3冠馬に挑むコントレイルの1冠目皐月賞、2冠目日本ダービーの2着枠を定点観測してみた。サリオスと無敗馬対決となった皐月賞。サリオスと一騎打ちとなった日本ダービー。サリオスがいない菊花賞で注目したいのは5枠だ。
1と言えば4と7。3と言えば6と9。2と言えば5と8。これは麻雀での両面待ちの数字の組み合わせである。コントレイルが1枠となった皐月賞のサリオスは4枠、3枠となった日本ダービーのサリオスが6枠で2着となっている。
コントレイルが2枠となった菊花賞。5枠と8枠の両面待ちとなるが、皐月賞、日本ダービーの結果からヤマを張るとすれば、5枠と睨んでい。
<3冠達成にリーチをかけた両面待ちのコントレイル>
2020年4月19日 第80回皐月賞
1枠01コントレイル ★1着
2枠
3枠
4枠07サリオス ★2着
2020年5月31日 第87回日本ダービー
3枠05コントレイル ★1着
4枠
5枠
6枠12サリオス ★2着
2020年10月25日 第81回菊花賞
2枠03コントレイル ?着
3枠
4枠
5枠09アリストテレス ?着
5枠10サトノフラッグ ?着
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