2018年10月8日のメイクデビュー京都(新馬戦)を単勝6番人気で勝ち上がったクリノガウディー。同年の朝日杯FSではアドマイヤマーズの2着、古馬初対戦となった2019年の中京記念で2着の実績があるものの、いまだ1勝馬の身でオープンを張っている。
大金星を挙げたかに見えた2020年の高松宮記念で悪夢の4着降着。この痛い敗戦以降は、CBC賞12着、関屋記念18着、セントウルS7着、スプリンターズS5着、阪神カップ5着、シルクロードS16着と、憑きものが落ちたかのようなクリノガウディーが出走した芝1400mの阪急杯、阪神カップを定点観測してみた。
<クリノガウディーが出走した芝1400mの阪急杯、阪神カップ>
2020年3月1日 第46回阪急杯
2枠03ダイアトニック ☆3着 1番人気
3枠05クリノガウディー 7着
3枠06ファアーノロマーノ ★2着
7枠14ベストアクター ★1着 6番人気
2020年12月26日 第15回阪神カップ
1枠01クリノガウディー 5着
3枠06ダノンファンタジー ★1着
6枠12インディチャンプ ☆3着 1番人気
8枠16マルターズディオサ ★2着 6番人気
浮かび上がってきた数字は「6」だ。阪急杯2着のファアーノロマーノ、阪神カップ1着のダノンファンタジーは、ともに馬番6番である。もうひとつ、阪急杯1着のベストアクター、阪神カップ2着のマルターズディオサには、単勝6番人気という共通点がある。
傷心のクリノガウディーが出走してきた2021年の阪急杯の3枠6番を引き当てたのは、14番人気で出走したニューイヤーSで大番狂わせを演じたミッキーブリランテ。前日最終オッズの単勝6番人気は、池添謙一に乗り替わるトライン。
レシステンシア、ダノンファンタジー、インディチャンプ。オッズの上では、3強対決の様相となっている。6番ミッキーブリランテ、最終的に6番人気に支持される馬は、クリノガウディーの加護を受けることができるのだろうか。
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