アーモンドアイ、クロノジェネシス。牝馬2頭が抜けた人気となっている2020年秋の天皇賞。牝馬対決に割って入ると期待されているのは、単勝オッズ上は2019年の日本ダービー2着馬ダノンキングリー、2018年の菊花賞馬で春の天皇賞を連覇しているフィエールマンとなっている。
実績の割に人気がない。裏を返せば、穴馬として魅力が出ているのは、2017年の菊花賞優勝以後、勝ち星はないものの、G1レースで4度2着を確保しているキセキ、2018年のグランプリホース、ブラストワンピースである。
大阪杯、宝塚記念で牝馬のラッキーライラック、クロノジェネシスに先着を許しているブラストワンピース。牝馬に骨抜きにされているとあって、評価を落としてしまうのも致し方ないところだが、通算4度目となる1枠1番に密かに期待している。
重賞初優勝となった2018年の毎日杯、古馬との初対戦となった新潟記念、G2重賞初優勝となった2019年の札幌記念。ブラストワンピースが1枠1番で出走した重賞レースの成績を定点観測してみた。
<1枠1番では3戦3勝のブラストワンピース>
2018年3月24日 第65回毎日杯
1枠01ブラストワンピース ★1着 1番人気
3枠03インディチャンプ ☆3着
5枠05ギベオン ★2着
単勝250円 3連単01→05→03 3,570円
2018年9月2日 第54回新潟記念
1枠01ブラストワンピース ★1着 1番人気
4枠04ショウナンバッハ ☆3着
4枠05メートルダール ★2着
単勝180円 3連単01→05→04 57,170円
2019年8月18日 第55回札幌記念
1枠01ブラストワンピース ★1着 3番人気
6枠09フィエールマン ☆3着
6枠10サングレーザー ★2着
ブラストワンピースの1枠1番での重賞優勝は、2度あることは3度あったのだから、3度あることは4度あってもおかしくない。と言いたいところだが、史上初となる8つ目のG1タイトルを狙うアーモンドアイ相手に、「1枠1番を引き当てたのだから、勝ち負けしできる」と軽口はたたけないが、鞍上は大物喰いの池添謙一。人馬ともに曲者とあって、「ひょっとしたら」の可能性にかけてみようかなと思う今日この頃。
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