ピラミッド型の競走体系の礎となっているグレード制が導入されたのは、マイルCSが新設された1984年のことである。37回目を迎えるマイルCSにあって、3歳馬はサッカーボーイ、タイキシャトル、アグネスデジタル、ペルシアンナイト、ステルヴィオの5頭が優勝している。
2020年のマイルCSに挑戦する3歳馬は、サリオス、タイセイビジョン、ラウダシオン、レシステンシアの4頭。迎え撃つ古馬勢は、2019年にマイルG1春秋連覇を達成しているインディチャンプ、2020年のマイルG1春秋連覇を狙うグランアレグリラ、2017年のマイルCS優勝馬ペルシアンナイトなど、強力な布陣となっている。
3歳世代の大将格となるサリオスは、古馬との初対戦となった毎日王冠で、性能の違いを見せつけている。相手は一気に強化するが、日本ダービーから10キロ増の余裕残しだった仕上げには上積みが見込めるはずで、2018年のステルヴィオ以来となる3歳馬5頭目のマイルCS優勝を狙う。
サリオスが、ライバルとして鎬を削ったコントレイルの偉業(無敗で3冠達成)に花を添えるのか。それとも、別の3歳馬の台頭があるのか。レース観戦のお楽しみにするとして、サリオスのように、古馬との対戦となった毎日王冠で1番人気に支持され、人気に応えた3歳馬は、オグリキャップ、カレンブラックヒル、ダノンキングリーの3頭。
毎日王冠で古馬を一蹴したオグリキャップは、芦毛対決で沸いた天皇賞・秋でタマモクロスの2着を確保したものの、カレンブラックヒルは天皇賞・秋5着、マイルCSに挑戦したダノンキングリーも5着と、古馬の厚い壁に跳ね返されている。
<毎日王冠で古馬を一蹴した3歳馬が挑戦した秋のG1レース>
1988年 第98回天皇賞・秋 3歳馬オグリキャップ
1枠01オグリキャップ ★2着 1番人気
6枠09タマモクロス ★1着
8枠12レジェンドテイオー ☆3着
2012年 第146回天皇賞・秋 3歳馬カレンブラックヒル
2枠04フェノーメノ ★2着 1番人気
3枠06ルーラーシップ ☆3着
6枠12エイシンフラッシュ ★1着
8枠16カレンブラックヒル 5着
2019年 第36回マイルCS 3歳馬ダノンキングリー
1枠01ダノンキングリー 5着
3枠05インディチャンプ ★1着
4枠07ペルシアンナイト ☆3着
7枠14ダノンプレミアム ★2着 1番人気
毎日王冠で古馬を一蹴した3歳馬が出走した秋のG1レースでは、単勝1番人気に支持された馬が2着を確保している。2度あることは3度あったのだから、3度あることは4度あってもおかしくはない。1番人気に支持された馬を2着決め打ちできるなら、馬単及び3連単で一攫千金を狙うことができる。
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