3歳馬が出走した新潟記念を定点観測…

 名手C.ルメールを背に、3歳馬ワーケアが挑戦してきた。無観客クラシックを強いられた2020年3歳世代は、4歳世代、5歳世代、6歳世代に通用するのか試金石となるが、まずは3歳馬が挑戦した新潟記念を定点観測してみた。

 7歳セン馬トランスワープが優勝した2012年の新潟記念に挑戦した3歳馬は、新潟2歳S優勝馬で、皐月賞、NHKマイルC、日本ダービーに出走したモンストール。18頭立ての12番人気という低い評価で、人気と同じ12着の成績に終わっている。

 その後、2015年のアヴニールマルシェ、ミュゼスルタン、2017年のマイネルスフェーン、ウインガナドルが、3歳馬として新潟記念に挑戦しているが、最高の成績は10番人気で4着に食い込んだウインガナドルで、他3頭はふた桁人気ふた桁着順に甘んじている。

 新潟記念の3歳馬優勝は、第9回のヤマテスコ(6番人気)、第19回のアップセッター(1番人気)が3歳馬として新潟記念に優勝しているが、3例目になったのが、後にグランプリホースとなる2018年のブラストワンピースである。

<3歳馬が出走した新潟記念シックスナインの法則>

2012年 第48回新潟記念

1枠01トランスワープ   ★1着

4枠07タッチミーノット  ★2着 9番人気

4枠08モンストール     12着 牡3

5枠09アスカクリチャン  ☆3着

2015年 第51回新潟記念

2枠03パッションダンス  ★1着 6番人気

2枠04ファントムライト  ☆3着

3枠06マイネルミラノ   ★2着 9番人気

5枠10アヴニールマルシェ  15着 牡3

8枠17ミュゼスルタン    16着 牡3

2017年 第53回新潟記念

1枠01タツゴウゲキ    ★1着 6番人気

4枠07カフジプリンス   ☆3着

6枠11アストラエンブレム ★2着

8枠15マイネルスフェーン  10着 牡3

8枠17ウインガナドル    4着 牡3

2018年 第54回新潟記念

1枠01ブラストワンピース ★1着 牡3

4枠04ショウナンバッハ  ☆3着

4枠05メートルダール   ★2着 6番人気

 3歳馬が出走した新潟記念の連対馬の単勝人気を確認すると、2着タッチミーノットが9番人気、1着パッションダンスが6番人気、2着マイネルミラノが9番人気、1着タツゴウゲキが6番人気、2着メートルダールが6番人気。

 前日発売では古馬を押しのけ、3歳馬ワーケアが単勝1番人気に支持されているが、注目の6番人気は小倉記念2着で復調をアピールした5歳牝馬サトノガーネット、同9番人気は、10番人気の小倉記念に優勝した5歳牡馬アールスター。

 最終的な単勝人気順位は、馬体重発表が発表され、パドックの気配を確認するとして、6番人気、9番人気となる馬がどんな競馬をしてくれるのか、楽しみにしたい。

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