１番人気は鬼に喰われ続けてきたゾロ目施行回数のシンザン記念を定点観測

　数字の５がふたつ並ぶゾロ目第55回のシンザン記念。５枠のゾロ目決着だとか、単勝５番人気と馬番５番のワンツーフィニッシュがあるかも？という軽口は封印して、過去４回のゾロ目施行回数（第11回、第22回、第33回、第44回）の結果を確認しておきたい。

　結論から先に言えば、ゾロ目施行回数となる第11回、第22回、第33回、第44回において、１番人気に支持された馬は、単勝及び１着付け馬単と３連単を紙くずにしてきた歴史がある、

＜ゾロ目施行回数１番人気の黒歴史＞

1977年　第11回シンザン記念

１枠01テンザンサクラ　　　★１着

６枠06ナルタキサンダー　　★２着　１番人気

1988年　第22回シンザン記念

４枠08ラガーブラック　　　★１着

５枠09ダイタクロンシャン　　13着　１番人気

1999年　第33回シンザン記念

３枠03エイシンキンボール　　８着　１番人気

８枠11フサイチエアデール　★１着

2010年　第44回シンザン記念

１枠02ピサノユリシーズ　　　11着　１番人気

２枠04ガルボ　　　　　　　★１着

　５が揃う第55回シンザン記念の単勝１番人気は、名手Ｃ.ルメールが手綱を取る１勝馬のククナで当確か。アルテミスＳ２着の実績が評価されているのだろうが、２勝馬を差し置いての１番人気の評価は、疑ってかかりたくなるところ。

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　ナルタキサンダー、ダイタクロンシャン、エイシンキンボール、ピサノユリシーズ。１番人気を裏切った歴代の１番人気馬同様、ククナは鬼に喰われて馬群に沈んでしまうのか、それとも、鬼を倒して第55回シンザン記念優勝馬となるのか。

　４枠または６枠から連対馬が出ると睨んでいる筆者としては、１番人気の入った８枠との枠連を押さえた上で、３連単では１番人気が着外に沈むフォーカスに一攫千金の夢を託してみたいところ。